就職とか受験とかのように、自分の社会的な立場を大きく変えようとする場合には、とうぜん吉方を活用すべきです。

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もし、あなたがはでな性格で、それで就職を考えるなら、七赤の星のいる方角がいいでしょう。ことに女性が水商売やサービス業につくときには、こちらの吉方が蚊蒋です。

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男性の場合でも、デスクにかじりついている部署ではなく、外まわりの多い社交性の要求される部署にまわされるでしょう。

もしあなたが、性格的に表面に立つよりも、脇役として活躍するほうがむいているとお考えなら、八白の星のいる方角が最善です。

技術で生きていこうと考えるときにも、こっちの方位の学校や職場を選ぷぺきです。

もしも、あなたが永続的な名声を求めているならば、九紫の星のいる方角の職場や学校を返んでください。七赤の星のいる方角での名声には、どこかに虚名という感じもありますが、九紫の方位は実質が十分にともなった名声なのです。

 

◎出典 「改定方位学入門」高木彬光著 カッパブックス及びブログ作者の収集データーによる◎