男女とも、この吉方からあらわれた相   手と結婚したときには、 子どもの数は少   ないでしょう。 そのかわり、男の子にはたいへんな秀オが生まれます。

七赤の星のいる方角からあらわれる男性は、全身火の玉というような熱情家で、しかもたいへんな闘士です。おそらく何か困難な交渉事でもやらせたら、この人の右に出る人は少ないでしょう。この人に何かたのまれると、かなりの無理でもきいてやらなければと相手が考えてくれるのは、やはり身についた人徳のおかげだと言えるでしょう。 恋人としたなら、あなたの心をひきつけて離さないでしょうし、夫としてはたいへんな成長株だと言えるのです。

デヴィ夫人は六白の星の生まれです。そして故スカルノ大統領と初めて会ったのは昭和三十四年六月十六日だったということです。 れは五黄の年・七赤の月・四緑の日に当たりますが、その場所、帝国ホテルは、当時の彼女の住居から見て東北に当たっていました。この日の九星盤を見れば、東北は七赤の吉方に当たっています。スカルノが革命の闘士であり、火のような情熱家だったことは、いまさら言うまでもないことです。

つぎに、七赤の星のいる方角からあらわれる女性は、どこかに男性的なところがある個性的な美人です。頭も切れる働き手で、なにか仕事をさせたとしても、男まさりの手腕を発抑するでしょう。結婚してからも、あなたが独立したような湯合には、とくにその能力が強く発揮されます。内助・外助の功をたててくれることはまちがいありません。

男女ともこの吉方からあらわれた相手と結婚した場合、生まれる女の子はたいへんな美人です。八白の星のいる方角からあらわれる男性は、一目見ただけで大物ということがわかります。とにかく、たいへんな財産を一代できずきあげられる人物です。あまり美男子とは言えないでし ょうが、年をとってくると、一種の風格というものがにじみ出てくるでしょう。

この方角からあらわれてくる女性は、ちょっと古典的な感じの才女です。ものの考え方にしても、おとなしく古風な感じもありますが、恋人としても要としても、貞節で、あなたに献身的な愛情をささげてくれます。

こういう女性のよさというものは、結婚後でないと、ちょっとわからないかもし れません。

情の濃さ、こまやかさは、年をとるにつれてしだいにはっきりしてきます。良妻賢母型の女性としては理想的だと言えましょう。

男女ともこの吉方からあらわれた相手と結婚した場合、男の子どもはかならず名を成します。

 

 

◎出典 「改定方位学入門」高木彬光著 カッパブックス及びブログ作者の収集データーによる◎