二つの違った色を横に並べてみることにします。たとえば赤と黒の場合と、赤と黄の場合では、同じ赤でも違って見える――。
「色は、一色だけではそれを言うことができない」と教えてくれた美術教師の言葉を思い出すのですが、これは人と人の場合にもあてはまるのではないでしょうか。
通常、占いの世界では、相性という言業で表現されてきた、男女間の性格の一致、不一致をいうものがありますが、そこには、どういうふうに調和させればよいかは語られていません。結局のところ、それはかえって、人々の出会いを難しいものにしてしまったようです。「相性が悪いのよ」の一言で、愛情に終止符を打つなんて、あまりに乱暴すぎませんか? あらゆる色の組み合わせは、それなりの個性を持って調和していませんか? 中には赤と緑のように強烈なエネルギィを放つ組み合わせもあります。でも、それはそれなりに美しいし、お互いを認めてさえいれば、何もそっぽむくことはないのです。
トリニティーのところで再三のべたように2000年は、創造と調和の時代です。
今、わかち合いのレッスンが求められる時期に来ています。

バランス表の見方
数と数の間のハートマークは、性別にかかわらず二人の調和の度合いを表します。そして、それを越えていくことがここでのレッスンです。次の表を参考に!

『100年数秘の本』DASO著 (ヴオーグ社刊)より